大人のマルチボールペン【ロットリング600 3in1 】高級感・使用感『鬼レビュー』

カッコいい大人を目指している、レクサスオーナー、庶民の味方Arijiです。
仕事で毎日使うボールペンは、「ただ書ければいい」という方も多いと思います。
ただのボールペンであっても、こだわりを持って選び抜いた物を使う。
そして、愛着を持ち使いこなす。
僕はそんな人を『大人』と呼ぶのだと思っております。

今回は大人のためのマルチボールペン『ロットリング 600 3in1』のご紹介。
カッコだけではない、中身がしっかりと詰まったプロが使うマルチボールペンを、細かいところまで『鬼レビュー』していきます。

『ロットリング』とは？『プロ』のための逸品を生み出す、世界No.１ブランド

ロットリングは１９２８年、ドイツで生まれた製図・デザイン用品・筆記具のブランド。
精巧でブレのないペン先、インクの途切れがない作りは当時、瞬く間に世界中で注目されました。
ロットリングの特徴であるキャップの赤い輪は、信頼の証として現在まで確固たる地位を築いています。
一昔前まで図面は人の手によるもので、正確な線を書くことが求められる時代でした。
プロがこぞって選ぶロットリングのペンは、高い技術力の証明でもありました。
最近では、一般の筆記具としても注目され、精巧で頑丈な作りや控えめな高級感がビジネスシーンで徐々に人気が出てきているようです。

ロットリング 600 3in1 は大人が持つべき静かな高級感

ペンにあまり関心が無かった僕ですが、“カッコいい大人”を目指すべく、毎日仕事で使う『ペン』にこだわることにしました。
数ヶ月悩んだ末、手に取ったのがこの『ロットリング 600 3in1』
文房具に関しては全くの初心者なので、機能面や種類には詳しくないですが、使うたびに愛着が湧くペンをコンセプトに選ぶことにしました。
今回、大人のペン選びで一番重視したポイントが、信頼できるメーカーかどうか？ということ。
信頼できるメーカーとは、僕が思うに”本物”を作っているメーカー。
そういったメーカーは高いプライドとこだわりを持っており、細部までしっかりと作り込まれているのが特徴です。
そうして作られた製品は見るたびに新しい発見があり、使い込むたびに輝きを増していくような印象を覚えます。
さらに歴史が深く、確かな実績を上げてきた背景があれば、製品に対しての重みも違ってきます。
ロットリングというメーカーを選んだ理由は信頼できる”本物”のメーカーだからです。
でもなぜか、しっかりとした高級感が滲み出てくるように思えてしまうのは、無駄な装飾を削り、機能美を追及したからに他ならないという気がします。
本物のメーカーが本物を作ると、こういった静かな高級感を表現することができるということです。
本物を選び、本物を使いこなす。
ロットリングは大人が使うことにより、その価値が上がる渋いペンだと言えるでしょう。

『ロットリング 600 3in1』詳細情報

ロットリング 600 3in1はマルチペンというタイプになります。

ペン2色(赤、黒)とシャープペンシルの3タイプを使用でき、仕事で使う場合も使い勝手が良い機能ペンです。

寸法は公式の詳細情報ではなく実際に測ったもの。
カラーは現在4色展開しており、日本限定でパーマネントホワイトも発売されましたが、現状入手が難しくなっています。

ロットリング 600 3in1 カラーバリエーション

ロットリング 600 3in1 シルバー画像ギャラリー

ロットリング 600 3in1 マルチペンなのにブレのない書きやすさ

全体的な使用感としては、ペン自体は重いのに軽やかにスラスラ書けてしまうという矛盾を感じました。
これはペン本体の重心バランスが非常に精密に調整されている証拠。
重さのデメリットをプラスに変えて、書くときのブレを最小限に抑えているとも言い換えられます。
またマルチペンの欠点として、構造上ペン先の「ブレ」が気になることが多いですが、ロットリング 600 3in1 はその欠点を見事に抑え、ペン先のブレを感じさせない精巧な作りに驚きました。

ペンのグリップ部分の太さが9.2mmφとなり、丁度いい太さで持ちやすいです。
一般的に書きやすいペンの太さは、10mmφ前後が男性向け、7mmφ前後が女性向けとされています。
やや男性向けの太さに近いですが、一般的な太さの許容内であると思います。

シャーペンに関しては、ガイドパイプが長めに設計されており、定規にも当てやすくなっています。
また、ガイドパイプの太さが先端と後ろが段になっていることで芯の折れ防止にもなっているようです。
実際にかなりの筆圧をかけて文字を書いても芯が折れることはありませんでした。

最後にデザイン。
これは僕がかなり気に入っているところでもありますが、無駄が無くすっきりとした高級感が非常にポイントが高いです。

ペンの出し入れに関しては少し不満もありました。
本体上部をひねってペンを出し入れするツイストタイプなので、片手でペンの種類を変えることができないのが面倒でした。
これはもともとそういう機能だったので、選んだ自分が悪いのですが．．．
さらにツイストが重いのでペンの出し入れがスムーズではないのがマイナスポイント。

ペンの重さは約３２gと重めで一般的なプラスチック素材のペンと比べても２倍の重さがあります。
僕はずっしりと思い方が好みでしたが、勉強など長時間の使用には向かないと思います。

シャーペンに関しては、長めに出してしまうとツイストして格納される時に折れてしまうことがありました。
芯を長めに出して使う場合は注意が必要。

ペンの替芯（リフィル）はこのペン自体国内での流通量が低いので、ペンの替芯（リフィル）が売っているところが限られており、値段も高いので使用頻度が高く、頻繁に替芯を買う人はよく考えた方がいいです。

最後に、値段は5,500円（税込）と一般的なペンよりもかなり高めです。
ただ、信頼のおけるメーカー品になるため一生物と考えれば相応の値段だと思います。

ロットリング 600 3in1 使い方と注意点

ペン上部の滑り止め加工が施されている部分をひねるとペンの変更ができます。
どちらの方向にひねってもOK。
シャーペンの芯は、ペン上部をノックすると芯が出てきます。

デメリットでも話しましたが、シャーペンの芯が長いままだと、格納時に折れてしまいます。
しかし、芯の長さが1mm〜1.5mmであれば折れることはありません。
芯を出すときはだいたい２ノックくらいを目安にするといいでしょう。

ロットリング 600 3in1の費用を抑えたければAmazon、楽天での購入がおすすめ

Amazon、楽天であれば3千円後半から、4千円弱で変えるのでかなりおすすめです。

今回のレビューで、実際に触れなくとも購入できるくらいの記事ボリュームとなっているので、イメージが付いた方は検討してみてください。

ロットリング 600 3in1 替芯(リフィル)どこで買う？代用品も含め紹介

ロットリング 600 3in1 の替芯（リフィル）問題は結構深刻なようで、ロットリングの公式ホームページや日本代理店のホルベリンでは現在販売されていないようです。

替芯(リフィル)はAmazonでも購入可能

Amazonでも一部取り扱いがあるようですが、値段は高いので注意。
基本的に5本セットなので一度買ってしまえばしばらく替芯の心配をしなくてもよさそうです。
しかしながら、中には互換性が怪しいものあるので信頼性の高いリンクを貼っておきます。

ロットリング 替芯 ボールペン 油性 5本セット 正規輸入品

商品詳細欄にロットリング 600 3in1 の記載もあり、評価もかなり良いのでおすすめです。
僕もしばらくしたらここで購入する予定です。

互換性のある代用品『ジェットストリーム』

正規品にこだわらず、他社製の安価な代用品で問題ない方はこちらがおすすめ。
黒は3本セットで、赤は5本セットと、セット数と値段が違うので注意してください。

三菱鉛筆 ボールペン替芯 ジェットストリームプライム 0.5 多色多機能 

ロットリング 600 3in1 芯の替え方(入れ方)

本体上部のツイスト部分を「引っ張る」ことで、中の芯ホルダーを取り出すことができます。
ネジ式ではないので、回すのではなく「引っ張る」です。

ボールペン芯の交換

芯ホルダーに格納されている芯を引っ張ると、金色のホルダーが顔を出すので、それをつまみながら使い終わった芯を引っ張り出します。
新しい替芯を金色ホルダーに奥まで差し込み完了。

シャーペン芯交換

先端付近に白いプラスチックが見えるので、そこから先を引っ張ります。
先端が分離したら、本体側に芯を入れ再度先端を優しく取り付ける。
芯は3本まで入れることができます。

ロットリング 600 3in1販売店(取扱店)はロフトが便利

実際の書き味を確かめて購入したい方はロフトがおすすめ。
大型の店舗であれば必ず置いてあり、店員さんにお願いすれば好きなだけ試し書きすることができます。
僕も実際に近くのロフトで40分悩み購入しました。
値段はネットの方が安かったですが、40分も付き合わせてしまった店員さんに申し訳なく、ここで買わせて頂きました。
値段は高かったですが、後悔は全く無くむしろ数ヶ月間悩んで購入できたので、晴れやかな気持ちでした。