【DTM初心者、社会人】忙しい!続かない!挫折しない習慣化5選!【脳科学的に解説】

【DTM初心者、社会人】忙しい!続かない!挫折しない習慣化5選!【脳科学的に解説】

こんにちは。Ariji(@Ariji51180601)です。

社会人DTMerの悩みの一つに、

時間が取れず続けられない、またはやる気が出ずに挫折気味で悩んでいる人も多いと思います。

今回は、忙しい社会人DTMerでも絶対に挫折しない方法をすぐに実行できて、効果が大きい方法を選んでまとめてみました。

また、DTMを始めたばかりの初心者の方にも有益な記事になっています。

*以下の記事はDTMでの作曲以外で、仕事やプライベートでも使える知識となっております。音楽的なことが分からない人でも十分に活用できるテクニックをご紹介しています。
なのでDTM的なことや作曲などのワードを、自分の趣味や仕事に置き換えて読んでもらうと分かりやすいと思います。

そもそもなぜ続かないのか?

そもそもなぜ続かないのか?
  • 残業が多くて時間が取れない。
  • 疲れ果てて帰ったら寝てしまう
  • 残業はあまりないが、付き合いが多くて時間が取れない。
  • 覚えることが多く、途中で挫折してしまう。
  • 作った曲が想像してたよりショボすぎてやる気を失う。
  • 曲のアイデアが浮かばなすぎる
  • 難しすぎる
  • やることが多い

上記をまとめると、

  • 時間が取れない
  • やる気を失う

こんな感じではないでしょうか?

何事も習慣化が超大事!挫折防止の近道

1.何事も習慣化が超大事

何事も続けていくことで上達します。

一番避けたいのは、

『やらないことが習慣化してしまう』

ことではないでしょうか?

では続けるためにはどうしたらいいのでしょう?

1.挫折するくらいなら、やらないでOK!

脳は『嫌なこと』にとても敏感です。
『嫌なこと』が何度も脳に刷り込まれていくと、次第に避けるようになります。

例えば、

  • 体が疲れているのに無理をして曲作りをする
  • 残業が続いている
  • 睡眠不足

そうなるくらいなら、無理に続ける必要はないのです。

忙しくてやらない期間があいたとしても、やり続けることで少しづつ上達します。

帰りが遅くて、とてつもなく疲れているのであれば早めに休むべきです。

そのまま曲作りを始めてしまうと、脳が疲れ切っており効率が悪いです。
次に日体力が回復していないので、「目覚めが悪い」「仕事が手につかない」
といったことが起こります。
そしてその理由を「昨日無理して曲作ったからだな...」とDTM自体にネガティブな印象を植え付けることにより、自分が思っている以上に脳内で曲作りを『嫌なこと』と認識してしますのです。

これも一つの続かない原因と言えます。

脳が『嫌い』『不快』と感じ、自分から遠ざけようとすることを、

『回避反応』と言います。

一方、楽しいことは長続きするもの。

DTMで曲を作り、誰かに褒められたり、自分でも良い曲が出来たら楽しくなりますよね?

「もっと作りたい!」「もっといろんな人に聴いてもらい、褒められたい!」

そう思うことを『接近反応』と言います。

続けるためには、ネガティブな反応を回避することが大切です。

2.目標は小さく!スモールステップ法で楽しく続ける

実際に僕が行っていることです。

  1. 3ヶ月に1曲は作る(自分ができそうな目標設定)
  2. 70%のクオリティーで作る(完璧を目指さない)
  3. 曲の長さを短くする(時短)
  4. 一つでもいいので、前回の反省点を改善する(成長促進)
  5. 1曲完璧だと思えるものが作れたら、ご褒美をあげる(ポイントは“自分なりに”です)

ポイントは、『どんな形であれ、1曲完成させる!』

目標を可能な限り小さくし、達成しやすくすることを
『スモールステップ』と言います。
小さな階段を細かく上るイメージです。

では、一つずつ見ていきましょう。

1.3ヶ月に1曲は作る(自分ができそうな目標設定)

期間はどのくらいでも構いません。

自身の環境から、できそうな期間で目標を設定します。

1曲を完成させられる期間は“人それぞれだということを” 認識しましょう。

曲作りが速いに越したことはありませんが、誰かのスピードに合わせる必要はありません。
“自分”を基準にしましょう。

ただし必ず目標とする期間を設定してください。

時間的な目標がないと、脳はそのことを後回しにしてしまうからです。

2.70%のクオリティーで作る(完璧を目指さない)

別に100%を目指す必要はありません。

趣味なんで。

100%を目指して半年かかるくらいなら、70%で3ヶ月かけた方が成長も早く、モチベーションも続きます。

とにかく、中途半端でもいいので、たくさん曲を完成させましょう。

3.曲の長さを短くする(時短)

一般的な曲は3分から4分半くらいでしょうか?

それに縛られる必要はないということです。

極端な話、30秒でも曲として成立します。

作曲者がそう作れば。

僕は、1分から2分の間の短い曲を何曲も作ります。

短い曲は、一週間や二週間くらいの余裕を持って作ることが多いです。

これも曲をたくさん完成させるための工夫です。

一つの目標(1曲作る)を何個もこなす方がモチベーションが続き、

さらに前の曲の改善を一緒にするため成長していきます。

目標を達成させた達成感、曲を完成させるたびに成長していく過程。
これで脳に楽しさを感じさせることができるので、

『もっと曲を作りたい!』
という『接近反応』に変えることができるのです。

4.一つでもいいので、前回の反省点を改善する(成長促進)

先ほども少し説明しましたが、

今作成している曲で、前回の反省点が改善されれば、さらにいい曲、もしくは自分が目指している音楽に近づけることができます。

こうして段階的に成長が確認できれば、曲作りもいっそう楽しくなるはず。

目標が達成されたとき、脳内では『ドーパミン』が分泌されます。

このドーパミンが分泌されると人は幸せを感じます。

心地よい達成感の正体は『ドーパミン』なのです。

5.1曲完璧だと思えるものが作れたら、ご褒美をあげる(ポイントは“自分なりに”です)

目標期間3ヶ月で、完璧だと思えるものができたら、自分自身にご褒美を与えましょう。

これも他の誰かの曲と比較せず、“自分なりに” を意識します。

目標を達成したことでドーパミンが分泌され、自分にご褒美を与えることでも、ドーパミンが分泌されます。

脳は貪欲なため、次のご褒美を求めます。
それが結果として継続に繋がっていきます。

ちなみに僕は、DTMに必要な機材なんかを買うようにしています。

今までに、

  • モニターヘッドホン(SENNHEISER HD6 MIX
  • モニタースピーカー(PreSonus Eris E4.5)
  • オーディオインターフェイス(ZOOM TAC-2)
  • iMac 27インチ
  • モニター(デュアルディスプレイ用)

などなど....

ポイントは少し高額なご褒美にすることです。

ご褒美がショボいとドーパミンの分泌が弱まり意欲が弱まります。

高額かどうかは人それぞれなので、自分が「少し高いな...」と思えるものにした方がいいと思います。

3.誰にでもすぐできる!3つ数えれば始められる方法(続かない3日坊主限定)

「めんどくさい」
「やる気が出ない...」

そんな時はこの方法で離脱しましょう。

「3つ数えたら曲作りを始めるぞ!」という決まりを作るだけです。

もこの決まりは絶対

暗示が強ければ強いほど効果大です。

めんどくさい時は『とりあえずやる!』

『めんどくさいと思っていた部屋の掃除を、やりだすとなんだか止まらなくなる』

そんな経験をした人も多いと思います。

これを『作業興奮』と呼びます。

脳科学的には「やる気が出ない」「めんどくさい」と思っていることほど、

『とりあえず始める』

が正しいとされているそうです。

なので自分との約束事で、「3つ数えたら曲作りを始める!」を実行しましょう。

もちろん5つでも6つでも、3秒でも5秒でもいいですが、
10秒以上に設定しない方がいいと思います。

僕の経験上ですが、逆にやる気が失せます。

とりあえずPCの前に座る

これも効果的です。

やる気が出ない時は、

「とりあえずPCの前に座るだけ」

と言い聞かし動きましょう。

とりあえずPCの前に座ったら、

「とりあえず電源を入れるだけ」

と言い聞かし電源を入れる。

後はもう曲作りを行うだけ。

4.恥ずかしいけど効果抜群!自分を褒めよう

できないことが出来るようになったら、1曲完成させたら、良いフレーズが浮かんだら、自分を褒めてあげましょう。

例えば、

  • プラグインの使い方を覚えた → 「楽勝じゃん!俺すげぇ!」
  • 良いフレーズが浮かんだら → 「もしかして天才じゃね!?」
  • MIXがうまくいったら → 「よくがんばった!」
  • 1曲完成させたら → 「よく一人でできたね!すごいよ!」

はたから見たら完全に危ない人ですが、構いません。

全力で褒めましょう。

実はこれもご褒美と同様で『ドーパミン』が放出されます。

ドーパミンが放出されることで、やる気やモチベーションがアップし、挫折せずに楽しく続けることができます。

ポイントは

『少し難しいことができるようになった』

『高めの目標をクリアした』

など、難易度が高いことです。

簡単なことですぐ褒めてしまっては、脳は慣れてしまいます。

5.『目的』と『目標』を分けて考えよう

DTMを続ける『目的』は人それぞれですが、

今より上達したい!

と言う思いは皆同じなはずです。

その『目標』として“成長するために続ける”という行為があるはず。
つらい目標を設定してDTMが嫌いになり、続けることができなくなっては本末転倒と言えます。

正直僕もこの状態に陥ったことが何度もあります。
俗に言う、「挫折」と言うやつです。

『目標』はあくまでも通過点です。自分がDTMを続ける理由、
『目的』を忘れないようにしましょう。

さいごに

いかがでしたでしょうか?

今からでもすぐに実行でき、できるだけ簡単な方法をまとめてみました。

ポイントは、

  • DTMにネガティブな印象を与えない
  • 小さい目標をできるだけたくさんこなす
  • 『とりあえずやる』ための決まりを作る
  • 自分を褒めてモチベーションアップ
  • 挫折しそうになったら『目的』を思い出す。

自分のやりやすい方法にアレンジすると、さらに効果的です。

さらに、仕事やプライベートでも代用可能なので、試してもらえると嬉しいです。